その1 出会い(1)
2015年5月、糸魚川出張の帰り道、何気なくペットショップのホームページを漁っていた。するとあるホームセンターのページに赤い星がチカチカと点滅する写真があった。よくみると『スタイル抜群のトイプードル男の子』という見出しがついていた。値段は5万円。「ん??トイプーって20万はするだろう??」と不思議に思った私は、この子のページをさらに検索した。
疑問はすぐに解けた。この子は生後9ヶ月まで売れ残っていたのだ。「なるほど!」と納得した直後、「早くしないとこの子処分されちゃうんじゃないか??」と胸騒ぎが収まらず、埼京線を途中下車して、ホーム上からペットショップに電話した。
「ホームページの⚪︎⚪︎番の子、明日受け取りに行くので予約しておいてください!」
後先のことなど全く考えない、咄嗟のことだった。これがヴィーヴと私の運命の出会いだった。(続く)
(我が家にやってきたヴィーヴ 2015年5月)